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本を読む−4 |
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「本を読む」は、一冊の本を読みとおすことを通じて本を読む面白さ、奥深さを体験し、読書する習慣を身につけてもらうことを企図したものである。さまざまな分野の教員が自らの専門の見地から、学生に読んでもらいたい本(新書等)を推薦している。本を推薦した教員は、本に書かれていることを解説するというよりも、読者自身が感動したり気づいたりしたことを、対話によって引き出し、考えを深める手助けをする。この授業を契機として、これからの読書経験を豊かなものにしてほしい。 |
評価方法: | 面談とレポート(1200字程度、採点後返却する)。 |
テキスト名: | 鈴木透『『現代アメリカを観る―映画が描く超大国の鼓動』』丸善ライブラリー、1998年 |
本書は、なじみのある映画作品を分析しながら、現代アメリカ合衆国(以下、アメリカ)の動向に対する理解を深めようとするものである。今日のアメリカは、分裂の危機にあるとよく言われるが、アメリカにはそれに対する危機回避術もある。それは何だろう。本書は、文化的側面からとても興味深い視点を提供している。著者の視点に共感するもよし、疑問を持つもよし、本書と対話し、担当教員と意見交換し、本を読む面白さ、奥深さを体験してもらいたい。アメリカに関心があって、しかも映画を観るのが好きだという人には、お薦めの本である。本体780円(税別)。 |
注意事項: |
この授業は、教室で定期的に行われるものではなく、本を推薦した教員と受講者との間で個別的に行われる。受講希望者に対する履修説明会を学期初めに開催する。希望者多数の場合は人数制限を行う。課題本を昨年度以前に読んだ者の履修は認めない。 具体的な面談日程は、履修者が確定してから決める(メーリングリスト作成)。 履修制限:履修者は最大10名程度。希望者は、履修説明会で申し出るか、黒崎研究室(4301)に連絡する。 |