後期(木・3)時間割表へ
    文化人類学研究IIE
  
ABE TSUKASA 
安倍 宰
2単位 
1〜4 
後期 
30002805

 本講義の目的は、前期の授業を受けて、“対立”を文化人類学的に考えることです。どのような状況のもとでも、対立は私たちの周囲にあり、その当事者であることを余儀無くされる場合も多く存在します。世界規模での文明の衝突から、家庭規模での親子対立、夫婦対立まで、その範囲は限りなく広いものがあります。この授業でも、数多くの事例をあげながら、「現代」とは、「他者」とは、「自分」とはを考えていきます。

評価方法: 原則として期末試験で評価します。“一発”に自身のない向きは、ボランタリーにレポートを受け取るので各自作成してみてください。

テキスト名: 教科書に相当するものはありません。市販の「文化人類学」をタイトルとしたものを一冊読んでおけばいいです。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 「説話」に見る“他者”
2. 「未開社会」から「産業社会」へ
3. 都市人類学
4. 都市と盛り場
5. エスニシティ
6. 現代日本の文化人類学
7. 「未開」「民族」社会再考
8. (一つのテーマが複数回にわたることもあります)