前期(木・3)時間割表へ
    文化人類学研究IE
  
ABE TSUKASA 
安倍 宰
2単位 
1〜4 
前期 
30002705

 文化人類学の目的は、「異文化を理解」することです。しかし、どこまで行けば「理解」なのか、その前に「文化」とは何なのか、疑問点は湧水のように湧いてきます。20世紀初頭のように“未開社会”を研究・紹介するのも、その一つかもしれません。しかし、現在、“未開社会”の子孫を取り巻く今日的状況は、旧来の枠に収まらないほど錯綜を極めています。文化とは何か、「文化」を知るためにどのようなことを理解しておいた方がいいのか、本講義では、具体事例と共に、その基礎的な事項を学習します。

評価方法: 原則として期末試験で評価します。“一発”に自身のない向きは、ボタンタリーにレポートを受け取るので各自作成してみてください。

テキスト名: 教科書に相当するものはありません。市販の「文化人類学」をタイトルとしてものを一冊読んでおけばいいです。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 文化人類学の発端
2. 20世紀の文化人類学
3. “未開社会”の意義
4. 全体的社会事実
5. 構造論の“衝撃”
6. 進化論の“再興”
7. (一つのテーマが数回にわたる場合もあります)