後期(月・3)時間割表へ
    哲学IIA
  「愛」を哲学する-2
UEDA KAORI 
植田 かおり
2単位 
1〜4 
後期 
30000501

 前期においては「愛」の型としてエロスとフィリアを学んだ。それは宇宙全体から個人間の関係まで、極めて幅広い概念を持っていたが、後にはさらに、キリスト教におけるアガペーが加わる。これら三者の比較も大切であるが、新プラトン主義のプロティノスやフィチーノがエロス論を再活性化させることも見逃せない。これらを歴史的に見た上で、近現代の「愛」の概念に迫っていきたいと思う。

評価方法: 学期末試験で評価する。

テキスト名: 参考文献は教室にて適宜指示する。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. この授業へのイントロダクション
2. エロスとフィリアの概念について
3. 新プラトン主義における「愛」1
4. 新プラトン主義における「愛」2
5. キリスト教思想における「愛」1
6. キリスト教思想における「愛」2
7. ルネサンス期の思想における「愛」1
8. ルネサンス期の思想における「愛」2
9. 近世思想における「愛」1
10. 近世思想における「愛」2
11. 現代思想における「愛」1
12. 現代思想における「愛」2
13. まとめ