前期(月・3)時間割表へ
    哲学IA
  「愛」を哲学する
UEDA KAORI 
植田 かおり
2単位 
1〜4 
前期 
30000401

「愛」を嫌う人はいないだろう。だから「愛」はすべての人が求めるものであると言って差し支えないと思われる。それゆえ、古代ギリシャにおいては哲学者のみならず詩人も、神話語りも、誰もかもが「愛」について語ってきたのである。それほど大切な「愛」は、しかし、多様な意味を持っていた。例えば宇宙の原理であると共に、人間同士の関係をあらわす概念でもあった。そして、神々の結びつきの根拠となるが故に、神々を超越した存在として崇拝されたりもするのである。
 この授業では、このような「愛」の概念の基礎を作った古代ギリシャ思想を見ていきたいと思う。

評価方法: 学期末試験で評価する。

テキスト名: 参考文献は教室にて適宜指示する。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. この授業へのイントロダクション。
2. 神話と詩における「愛」1
3. 神話と詩における「愛」2
4. 自然哲学者における「愛」
5. プラトンにおける「愛」1
6. プラトンにおける「愛」2
7. プラトンにおける「愛」3
8. プラトンにおける「愛」4
9. プラトンにおける「愛」5
10. アリストテレスにおける「愛」1
11. アリストテレスにおける「愛」2
12. アリストテレスにおける「愛」3
13. まとめ