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    コミュニケーション理論
  Introduction to communication and rhetorical theory
AONUMA SATORU 
青沼 智
4単位 
  
通年 
91301010

本科目はコミュニケーションという社会行為・現象についての理論的・分析的・批判的言説(theoretical, analytical and critical discourse)に積極的に参加するための基礎的な知識を修得することを目的とする。近年、実社会および様々な学問領域においてコミュニケーションの重要性が(再)認識され論じられてはいるが、不幸なことに「断片的」な知識に基づいたものが多いのが実情である。本科目ではコミュニケーションを文化、国家、民族、時代などといったものを超越した「普遍的」な行為・現象と捉え、それについて学生諸君と共に「体系的」に論じていきたい。それと同時に、コミュニケーションを一つの研究領域(a field of inquiry)として考える際に我々が留意すべき様々な問題(例えば「方法論」や周辺研究領域との関係など)についても学んでいきたい。 

評価方法: 1.(前期)小論文その1=Literature review及び口頭発表(20%)
2.(後期)小論文その2=Research question & methodology及び口頭発表(20%)
3.(学年末)「conference-paper-quality」の論文及び口頭発表(60%)

テキスト名: 第一回目の講議時に指示・指定する。

注意事項: ここに書かれた授業計画は前期のみであり、またあくまでも予定である。詳細・変更等、また後期の予定については講議の際に適時指示するので注意すること。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. Orientation
2. Communication and social organism
3. Empiricism and/in communication studies
4. Communication and information theory
5. Communication and critical theory (1)
6. Communication and critical theory (2)
7. Communication and political economy
8. Communication and cultural theory/studies
9. Communication and (the critique of) everyday life
10. Communication and dominion/domination
11. (予備日)
12. First paper presentation
13. First paper presentation