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英語学研究(統語・語彙・意味) |
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91102000 |
本講義の第一義的な目的は、英語の文の統語構造、文の核としての述語とその意味、文が持つ発話機能について、生成文法が提示する言語体系と論証法に則して把握することである。様々な文法現象や語彙、構文を一つ一つ独立した文法的事項として捉えるのではなく、言語全体、英語全体の体系のなかでどのように位置づけられるのかを考察する。そうすることにより、英語の教科書や(教育)文法書・参考書で使われる文型や規則、構文に対し、より大局的に<文とは何か>の観点から考察できるようになる。それは、文法研究の基礎となるだけでなく、英語教育における(教師の側の)文法の捉え直しの機会となる筈である。第二に、英語の文法体系を上記のような観点から捉え直すことで、理論研究の方法論と基礎を養う。殊に、言語データの系統だった考察を通して、理論的思考を身につける。 |
評価方法: |
宿題、夏休み前後にTake-Home中間試験、期末試験、レポート |
テキスト名: |
Liliane Haegeman, Thinking Syntactically: A Guide to Argumentation and Analysis, Blackwell Publishing, 2006 影山太郎(編)『日英対照 動詞の意味と構文』大修館書店、2001年 |