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    キャリア開発I 
MINAMI MANABU 
南 学
1単位 
1〜4 
前期 
「行政・公企業研究」
80003709

公務員と聞けば、厚い身分保障(安定性)、利益に縛られない(公共性)仕事というイメージが強く、就職先として根強い人気がある。しかし、公務員制度は見直しを迫られ、能力主義による評価制度や有期雇用制度も導入されているのも現実である。また、従来の「官と民の区別」も固定的ではなくなり、アウトソーシングによる民間の領域の拡大、NPOの台頭、「民営化」の流れなど、時代の変化による「公務」の概念は大きく変化している。本科目では、「公務」概念の変化を理解するとともに、営利、非営利の区別、NPOの活動や運営の実際の紹介をしながら、「パブリック」という概念と、その分野における専門的な仕事のあり方について学ぶことを目的とする。  

評価方法: ABCによる評価を行う。出席50%、授業への参加・貢献20%、レポート30%





授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1. 行政機関の区別(省庁、都道府県、市町村)
2. 公務員の仕事(一般職、専門職など)
3. 営利と非営利の区別
4. 公会計と企業会計の違い
5. 行政機関と特殊法人、外郭団体、関連機関の仕事
6. 公務員という職業と身分
7. 財政構造と予算、決算という概念
8. 法令に基づく仕事の意味
9. 公共サービスの概念
10. 資源配分と所得再配分という機能
11. 公共事業と福祉事業
12. 官民の役割分担の変化
13. NPOの概念と活動・運営
14. 官民協働、市民との協働という流れ
15. 行政改革とは何か