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    研究演習-55 
KIKUCHI TATSUYA 
菊地 達也
4単位 
3〜4 
通年 
現代イスラムをどうとらえるか
60500135

 イラク戦争後の混乱が続き,イスラム原理主義者のテロがヨーロッパにも拡散した現在,イスラムあるいはイスラム世界を客観的に語ることは極めて困難である。あらゆるイスラム論は,著者の信仰,国籍,政治的立場などによって常に左右される。 本ゼミでは,イスラム/イスラム世界/イスラム教徒を語る様々な文献を精読することによって,文化的「他者」を理解するための眼力を養うことを目指す。
 (1)過激なイスラム原理主義の思想的源流とされるイブン・タイミーヤの著作,(2)現代の過激イスラム主義者の著作,(3)中東の近代主義者の著作,(4)女性問題に関わる文献,(5)欧米在住のイスラム教徒の著作のいずれかを講読する予定であるが,学生の興味に合わせてテキストを変更することもありえるので,積極的に自分の意見を言ってもらいたい。
 また,学生各自にはそれぞれの興味関心に合わせて研究課題を設定してもらい,定期的に発表してもらいディスカッションをおこなう予定である。それぞれの研究成果は最終的にはゼミ論または卒論としてまとめ上げてもらう。モスクや中東料理店などへの見学ツアーなども予定している。  

評価方法: 出席,発表,レポートなどにより総合的に判断する。

テキスト名: 未定


  授業時に適宜指示。

注意事項:  日本語または英語の文献を講読する予定であるが,その他の欧米語およびアラビア語の著作を講読することはない。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1. 学生と相談の上決定。