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    研究演習-28 
AONUMA SATORU 
青沼 智
4単位 
3〜4 
通年 
コミュニケーション力を分析する
60500120

本研究演習(ゼミ)は、コミュニケーションという社会行為・事象・現象について体系的に学び、かつ批判的に論じることが目的です。既に1、2年次で学んだコミュニケーション論をベースに、コミュニケーションをキーワードに現代社会の「あるべき姿」についてみなさんと討議を通じて考えます。コミュニケーションは私たちの他愛無い日常の一部です。それ故様々な研究アプローチが可能です。本ゼミでは、特に現代社会における様々な「力(power)」「権力(authority)」に焦点を当て、みなさんが日頃経験している様々な社会問題を、コミュニケーション論の立場から分析を試みることができればと思っています。

巷にはコミュニケーション「(権)力」に関する言述が溢れています。例えばある人によると、コミュニケーション能力が欠けている(若)者は「下流層」、つまり社会における「負け組」だそうです。こういった「コミュニケーション論」は果たして「正しい」のでしょうか?私たちは「上流層」になるために、つまり社会で「力のある」立場につき、そしてその力を「負け組」に対して行使するためのコミュニケーション能力を身につけるべきなのでしょうか?

本科目の「ゼミ」という位置づけを考えると、履修希望者すべてを受け入れることは残念ながらおそらくできません。来年度は以下のような形で履修制限をしたいと思います:

1. 受講者の上限は20名前後。第一回目の講義時間の際に小論文による選考を行う。

2. 受け入れるのは原則として「3年生のみ」。4年生に関しては、(a)3年次において他の「研究演習」を履修済みであり、かつ(b)他のゼミから「移籍」することについて妥当な理由がある者のみ受け入れたい。

3. 受講希望者は、「コミュニケーション論I」 「コミュニケーション論II」「メディアコミュニケーション論I」「メディアコミュニケーション論II」「レトリカルコミュニケーション論」「対人コミュニケーション論」のうち、少なくとも4科目以上履修済みであること。

4. 受講希望者は、課題資料を読み、クラスでの討議に参加し、また期末に研究論文・レポートを執筆・提出するために不可欠な基本的「言語(日本語、できれば英語も)運用能力」「アカデミックスキル」が既に備わっていることを強く望む。
 

評価方法: 第一回目の講義時に詳しく説明する。



  第一回目の講義時に指示する。


授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1. 第一回目の講義時に詳しく説明する。