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比較文化研究演習-16 人種・エスニシティ、階級、ジェンダーから見るアメリカの歴史、社会、文化 |
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この授業では、主として人種・エスニシティ、階級、ジェンダーといった分析概念を用いると、アメリカ(米国)の歴史、社会、文化がどのように見えてくるかといった問題意識を持ちつつ、学生の関心に照らしてさまざまなテーマを掘り下げていきたい。無論、アメリカに関するテーマであれば、上記の分析概念に限定されない。また、テーマによっては日本や他国との比較の視座を取り入れることも重要となってくるであろう。したがって、履修者はアメリカを必ず取りあげなければならないというわけではない。ただし、こちら側が提供する基礎資料や文献は、アメリカに関連したものが中心となる。 授業は、次の(1)と(2)を組み合わせる形で進めていく。 (1)人種・エスニシティ、ジェンダーに関する基礎資料・文献を読む(解説、分担作業、ディスカッション) (2)学生自身による研究テーマの発表とディスカッション。ゼミ論文・卒業論文の中間発表。 この授業の履修者には、3年生から履修を開始し、2年間をかけて最終的に卒業論文を完成させることが期待される。標準的なスケジュールは以下である。 (1)3年生の前期から後期にかけて卒業論文の構想を立て、3年生のゼミ論文で卒業論文の一部を書く。 (2)4年生の前期から後期にかけて残りの部分を書き、最終的に卒業論文を完成させる。 ゼミ論文、卒業論文を書くことを通じて、論理的思考、文章の書き方、資料収集など社会に出てからも必要とされる技術を身につけることも、この授業における重要な目標である。 |
評価方法: |
出席、授業参加状況、中間課題、ゼミ論文または卒業論文による総合評価 (詳細は第1回目に説明) |
テキスト名: | 第1回目の授業で説明する |
注意事項: |
・「米国研究入門」、「米国史概論」、「米国社会論」などを履修済みの者、あるいは同時履修者が望ましい。 ・前年度からの継続履修者がいるため、今年度は3年生のみ受けつける。新たな履修者の定員は15名。履修希望者が多い場合は、人数制限をする。 ・履修希望者―継続履修者を除く―は、第1回目の授業日(金曜)の3限終了までに、以下の3点をA4版1-2枚程度にまとめたものを私の研究室(4301)のドアにある茶封筒に入れておく。人数制限が必要なときは、これを参考にする。そして、必ず第1回目の授業に出席する。 (1)学籍番号だけ書く(氏名は書かない) (2)研究してみたいテーマとゼミ履修にあたっての抱負 (3)履修済み米国関連科目(何年度、前期、後期など)。または、同時履修予定の米国関連科目 ・4年生からの履修は、原則としては認めない |