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言語研究演習-8 日本語の意味と形 |
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狭い切り口から広く物事を見ることを試みる。具体的には日本語の接頭辞「カタ(片)-」の意味と用法の分析を通して、言語のもつ多様な側面を観察し議論を深めていく。「カタ(片)-」は「片目」「片足」の例に見るように直観的には「二にして一なるものの一方」を指すと言えよう。だが「片親」「片時」「片田舎」などの用例もある。「カタ(片)-」の問題は日本語の文字体系および語彙の三層、語義の歴史的変化、文法的数(とくに双数)、言語と主観的評価、差別表現、多義性など、さまざまな問題につながっている。他の言語との比較対照も視野に入れて授業を進める。 |
評価方法: | 具体的な調査をしたり、文献を読んで発表することを軸にして授業を進める。前期、後期とも口頭発表と、レポート提出を義務とし、討論への参加度も考慮して総合評価する。 |
テキスト名: | 文献は必要に応じて授業で指示し、コピー配布する。 |
注意事項: | 履修希望者が多すぎる場合は初回の授業で抽選する。 |