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    インドネシアの宗教・社会
  インドネシア人の思考様式
OGASAWARA KENJI 
小笠原 健二
2単位 
2〜4 
前期 
56000900

インドネシア社会を歴史的に見た場合、日本社会や西洋社会とは異なり、土地が政治的・社会的・経済的な力を獲得するための源とはならなかったようです。そこでは、人間同士を結びつける社会関係(人間関係)と、これを支える思考様式が重要な役割を果たしてきたと考えられます。こうした見地から本講義では、まず最初に東南アジアに広く認められる社会的特徴を考察した後、インドネシア社会の代表的種族の思考様式を比較検討する予定です。本講義の目標は、上述の作業を通じて、インドネシア社会(ジャワ社会が中心となる)が総体としてもつ精神文化的特徴を描出することにあります。学期後半では、学生の皆さんが希望する種族を各自選定してもらい、その種族の思考、意識、世界観などの精神世界について報告をしてもらうことになります。また適宜ビデオを上映することで、インドネシア社会の特徴を映像を通じて確認してみたく思います。

評価方法: 出欠席、研究報告、レポートによる評価。

テキスト名: テキストは毎回プリントを配布。
参考文献は授業時に適宜紹介。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 今後の授業運営についての説明。
2. 東南アジア社会の特徴。
3. インドネシア人の抱く二元的世界観と宗教(1)。
4. 同上(2)。
5. インドネシア社会の価値観・社会的通念(1)。
6. 同上(2)。
7. インドネシア主要種族の思考様式。
8. 学生による研究報告(1)。
9. 学生による研究報告(2)。
10. 学生による研究報告(3)。
11. 学生による研究報告(4)。
12. 総括。