後期(月・3)時間割表へ |
インドネシアの民族・地理 インドネシアの諸民族と文化 |
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インドネシアの人々と交流すると、なぜ宗教や経済階級ごとにかたまって集団ができるのか、不思議に思う学生も多いだろう。ひとつの国家の中で、なぜ民族・地域や宗教ごとに人々は対立したり、争ったりするのだろう。なぜある地域だけが国際的な観光地として知られる一方、別な地域はいまだに「首狩り族」「狩猟採集民」といった未開の地として有名なのか。そして、中央政府や地方政府はどのようにまとめているのだろうか。 この講義では、インドネシアをいくつかの地域にわけ、それぞれがもつ固有の政治経済・宗教・民族・文化などがからみあいながら生み出すさまざまな社会として「よむ」ことをめざす。また毎年、希望者は在日インドネシア人のコミュニティや各宗教の礼拝所などを訪れて現地調査(フィールドワーク)をすることができるので、身につけた言語能力と問題意識を実践でためしてみよう。 |
評価方法: |
授業ではおもに配布プリント・映像資料などを用いるほか、随時参考文献も紹介する。参加者は分担して予備調査をおこない、お互いの発表に質問やコメントをする。この授業への参加意欲と、出席、学期末の課題とあわせて総合評価する(詳細は授業初回で説明)。特に興味ある民族、地域、テーマなどがあれば、初回に申請すること。 インドネシア語専攻か否か、フィールドワークに参加したか否かで評価が左右されることはないので、興味のある人、やる気のある人は誰でも参加してほしい。就職活動そのほか特に事情のある生徒は別途に考慮するので申し出ること。 |
テキスト名: |
綾部恒雄・石井米雄(編)『もっと知りたいインドネシア(第2版)』弘文堂、1996年 石井米雄(監修)『インドネシアの事典』同朋社、1991年 クンチャラニングラット『インドネシアの諸民族と文化』めこん、1985年 |
挙げた文献は大学図書館や異文化コミュニケーション研究所図書室(1号館2階)にもあるが、こまかい地域や民族の情報をしらべるためになるべく手元に揃えておくこと。インターネットで安い古本を購入することもできる。 |