神田外語大学2006年度シラバス

　　商法概論I
　　

KARASAWA HIROAKI　唐澤　宏明	2単位
	1～4
	前期

50404800

　事業は、会社組織を通じて行うことが一般的である。そこでまず会社法の総則について説明した後、株式会社を中心として、会社の諸形態、株式会社の設立などについて説明する。
　次に、会社の組織および意思決定・業務執行過程について、法律の定めと現実の会社組織内の実情とを対比させながら、具体的に解説する。
　続いて、株式、新株予約権、計算、資金調達、持分会社、組織再編、外国会社などについて解説する。
　ビジネスの世界で必要とする知識を広く取り上げて解説するので、将来のために、意欲的に学習に取り組んでほしい。

評価方法：

出席、リポートの結果などを勘案して評価する。

テキスト名：

丸山秀平『『やさしい会社法（第８版）』』法学書院、2005年

注意事項：

「商法概論」と「商法概論」は１セットとなっているので、両方を併せて履修することが望ましい。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

１．	はじめに会社の概念、会社法総則（商号・使用人・代理商・事業の譲渡・登記）
２．	株式会社の特質会社の設立（発起設立と募集設立、設立手続、設立登記）
３．	会社の設立（設立中の会社、違法な設立、会社の不存在、設立に関する責任）機関（総説、株主総会、役員・会計監査人の選任・解任）
４．	機関（取締役、取締役会、代表取締役、会計参与、監査役、監査役会、会計監査人）
５．	機関（委員会設置会社、役員当の損害賠償責任、株主代表訴訟、差止請求権）
６．	株式（総説、株式の内容と種類、株式の流通と権利行使、株式の評価）
７．	株式（株式の消却・併合・分割・割当て、単元株制度）
８．	新株の発行（資金調達、授権株式制度、募集株式の発行、新株発行の瑕疵）
９．	新株予約権計算（会計帳簿、計算書類、連結計算書類）
10．	計算（資本金、準備金、剰余金の分配）定款の変更、解散・清算
11．	社債（資金調達）
12．	持分会社（合名会社、合資会社、合同会社）
13．	組織再編（事業譲渡、合併、会社分割、株式交換、株式移転）
14．	外国会社
15．	まとめ