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    日本外交史I
  明治の開国から第二次世界大戦までの日本外交
NOGUCHI MASAHIRO 
野口 真広
2単位 
1〜4 
前期 
50403100

 本講義では当時の外交家・国民の考え方を理解することを目標とする。その際、歴史史料を読むことと当時の映像を見ることにより、歴史を体感できるようにする。
 近代日本の外交は現在のものとはかなり異なっている。それは、制度的にも思想的にも現在の日本とは異なる条件の下で外交が行われていたからである。今と昔とはどこが異なっているのかを理解し、その異なる思考と条件の中で日本外交が歩んでいった軌跡を説明してゆく。

評価方法: 試験とレポートを合計して評価。

テキスト名: 入江昭日本の外交中央公論新社1966

   『日本の外交』以外にも、各人の使用した高校の日本史教科書を参考書とする。持っていない人はどの出版社でもいいので購入するように。

注意事項:  レポート作成は通常のものよりも苦労すると思われる。前年度のレポート見本・テスト過去問はhttp://www.geocities.jp/hirohistory/を参照。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 近代日本の対外関係史概説−幕末までの日本と周辺諸国−
2. 初期明治政府の外交姿勢
3. 明治政府と清国・朝鮮
4. 日清戦争から日英同盟、日露戦争へ
5. 日露戦争から第一次世界大戦までの国際関係
6. 第一次世界大戦下の日本外交
7. ワシントン体制下の孤独な帝国「日本」
8. 浜口内閣の構想と挫折
9. 満洲を巡る外交
10. 国連離脱後の外交
11. 終戦工作の失敗
12. 敗戦という経験