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ラテンアメリカ政治論II ラテンアメリカ政治が直面する諸問題―安定した政治が定着する条件を考える |
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「ラ米政治論I」の内容を踏まえて、民主化以後のラテンアメリカ政治が直面する問題とは何か、そうした問題は「安定した政治」換言すれば「民主政治」の確立においてどういった影響を及ぼすのか、などについて考察を行っていきたい。まずは1980年代以降現在に至る20余年のラテンアメリカ政治の全体的な流れを追った後に、国もしくは地域別により細かく政治の動きを把握することにしたい。いつの時代もそうだが、ラテンアメリカは必ずしも均質な地域ではない。比較的政治が安定している国もあれば、大統領が任期半ばで辞任に追い込まれたり、またクーデター未遂が起きた国もある。ラテンアメリカの地域としての共通性を見出すことと同様に、その多様性についても明らかにしていきたいと思う。 なお講義回数の後半では(参加者人数にもよるが)、受講者によるプレゼンテーションを行いたいと思う。積極的な授業参加を期待したい。 |
評価方法: | 出席(10%)、プレゼンテーション(20%)、期末テスト(70%) |
参考文献: |
内橋克人・佐野誠編『ラテン・アメリカは警告する「構造改革」日本の未来』新評論、2005年 松下洋・乗浩子編『ラテンアメリカ 政治と社会(全面改訂版)』新評論、2004年 日本国際政治学会編『「民主化」以後のラテンアメリカ政治(『国際政治』131号)』有斐閣、2002年 |
注意事項: | 原則として前期の「ラ米政治論I」を履修していること。 |