後期(火・3)時間割表へ
    民族と文化I(b)C
  文化の多様性
AIKAWA-FAURE NORIKO 
愛川-フォール 紀子
2単位 
1〜4 
後期 
50302403

文化の多様性を自他共に認める事は、紛争予防の手段の一つであるが、今日グローバルゼイションの渦中で文化の多様性が失われつつある。過去の文化の多様性を保全する事と同時に未来の文化も多様に発展するよう心がける必要がある。「文化の多様性とは何を意味するのか?どのような意義があるのか?」を分析し、「文化の多様性を保全強化するためには、どのような国内政策を施行する必要があるか?」を具体的な例を取上げて考察した上で、「国際社会は何をするべきか?」を考えよう。ヴィデオやDVDをフルに活用。クラス討論を奨励する。

評価方法: 出席状況、発表、クラス討論への参加状況、レポート。

テキスト名: UNESCO Universal Declararation on Cultural Diversity(2001)、 Convention on the Protection and Promotion of the Diversity of Cultural Expressions(2005)(プリント)
21世紀研究会民族の世界地図文春新書2001

参考文献: 国連開発計画(UNDP)人間開発報告書2004−この多様な世界で文化の自由を国際協力出版会2004

注意事項: 留学生歓迎。定員30名

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 文化の多様性の意味と意義
2. 同上
3. 「文化の多様性は人類の共通遺産である」の概念が生まれるまで
4. 文化の多様性と生物の多様性
5. 文化のアイデンティティーと多様性と多文化主義
6. 民族と宗教
7. 民族と言語
8. 民族と基本的人権
9. 先住民族と少数民族
10. 民族と文化権
11. 文化の多様性と開発
12. 文化の多様性と創造の促進
13. 文化の多様性と文化産業の保護と促進
14. 同上
15. まとめ