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    比較文明論I
  ユネスコの「世界遺産」を通して文化文明を比較する。
AIKAWA-FAURE NORIKO 
愛川-フォール 紀子
2単位 
1〜4 
前期 
50301500

ユネスコが指定した「人類共通の遺産」と見做される世界遺産は812にものぼる。内訳は、文化遺産が
628物件、自然遺産が160物件、文化遺産とも自然遺産とも見做される「複合遺産」は24物件指定されている。また文化遺産の中に人間と自然との共同作品と見做される「文化的景観」と称する新カテゴリー
が1992年以降加えられた。この授業では、これ等の遺産の事例を考察する事によって自然と文化が如何に呼応錯綜しているかを検証する。DVDをフルに活用し、学生の発表(PPT使用)、討論による積極的参加を期待する。

評価方法: 出席状況、発表、クラス討論への参加状況、レポート

テキスト名: 古田真美世界遺産入門シンクタンクせとうち総合研究機構2003

参考文献: 世界遺産講談社

注意事項: 定員30名

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 世界遺産の概念の紹介
2. 世界遺産登録の過程
3. 世界遺産の内訳:文化遺産、自然遺産、複合遺産、文化的景観
4. 世界遺産の保護保存の問題点と危機遺産リスト
5. マチュピチュ、チャビンの考古遺跡
6. モンサンミシェル、サンテミリオン管轄区
7. 紀伊山地の霊場と参詣道、 白川郷、五箇山の合掌造り集落
8. トンガリロ国立公園(ニュージーランド)、ウルルーカタジュタ国立公園(オーストラリア)
9. ハロン湾(ベトナム)、 フィリピン コルディエーラの棚田群
10. アトス山(ギリシャ)、デロス島(ギリシャ)
11. バンディアガラの断崖(マリ)、アボメ宮殿(ベナン)
12. 泰山(中国)、峨眉山と楽山大仏(中国)
13. 世界遺産の将来の課題