後期(土・2)時間割表へ
    中国経済特殊研究II 
OH EIRIN 
王 穎琳
2単位 
2〜4 
後期 
−世界の中での中国−
42302200

最近の日本企業の海外進出の中心は中国である。労働集約産業のみならず技術集約産業も中国に進出している。本ゼミナールでは日本企業の海外進出を念頭に、ケーススタディを通じて、日本企業の経営システム、日本企業による技術移転過程、中国における外資系企業、国有企業、私有企業の企業経営方式・企業文化を比較し、それぞれの特色を検討する。学生諸君の国際感覚・ビジネス感覚を養成し、企業活動が国境を超えて行われるグローバリゼーションを身近なものにする。ゼミナールの形式を取り、学生独自の視点を重視する。 

評価方法: 出席とゼミでのパフォーマンスによる

テキスト名: 未定。講義時に指示する。授業内容によって事前に関連論文のプリントを配ることもある。


  苑志佳『中国に生きる日米生産システム』東京大学出版会、2001年。 郝燕書『中国の経済発展と日本的生産システム』ミネルヴァ書房、1999年。 板垣博『日本的経営・生産システムと東アジア』ミネルヴァ書房、1997年。 安保哲夫/板垣博『アメリカに生きる日本的生産システム−現地工場の「適用」と「適応」』東洋経済新報社、1990年


授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1. 日本的経営とは何か
2. 日本電機企業の中国進出:その動機と摩擦
3. 福日、蛇口三洋のケース
4. 松下電器中国、東芝大連のケース
5. 日本・アメリカ半導体企業の中国進出
6. 日本自動車企業の中国進出と戦略
7. 欧米企業の中国進出−労使関係と現地経営
8. 中国の国有企業の変革
9. 中国の国有企業の成功−ハイアール、ハイセンス
10. 中国の産業集積−温州モデル
11. 中国企業の海外進出−聯想によるIBM買収