後期(金・2)時間割表へ
    米国文化論II
  
TAKANO YASUSHI 
高野 泰
2単位 
1〜4 
後期 
41303000

今日の世界のIT状況をリードしているのは、言うまでもなくアメリカ合衆国である。コンピュータとインターネットをめぐる多くの事柄が、アメリカで発明されている。こうした状況を踏まえて、本講義では、一見グローバリズムの産物あるいは推進者とみられるネットをめぐるさまざまな事柄を、アメリカの特殊な文脈の中に位置づけようとするものである。

評価方法: 授業において課される課題と学期末レポート

テキスト名: テキストは特に指定しない。参考文献は授業の中で紹介する。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 現代アメリカの文化状況を読み解くための一連のキーワード
2. 「カリフォルニア・イデオロギー」
3. コンピュータの開発における国家と戦争
4. パーソナル・コンピュータの普及
5. ARPA Netとインターネット
6. CUIからGUIへ――インターフェイスの転換
7. WWWブラウザの発明
8. メールの開発
9. ネットの可能性――電脳空間独立宣言
10. ネット空間の諸問題――ファイル交換をめぐる
11. P2Pの可能性と問題
12. ネット空間とサイバー法
13. ネットにおけるコード
14. ネット文化の自由と不自由
15. 21世紀ネット空間の展望