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英文学講義IB シェイクスピア入門1 |
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現在「古典」とみなされるシェイクスピア劇は、近代初期英国では王侯貴族から庶民まで幅広い観客に支持された大衆文化(ポップカルチャー)だった。現代も英語圏だけではなく、ここ日本でも上演されつづける「文化的偶像」シェイクスピアの魅力はどこにあるのか。名セリフを味わいながら、シェイクスピアの魅力にせまる。また、今日私たちがシェイクスピア劇を観る(あるいは読む)ことに、どのような文化的意味があるのかをさぐる。 『ロミオとジュリエット』、『夏の夜の夢』、『ヘンリー5世』、『リチャード3世』、『ヴェニスの商人』などをとりあげて、ジェンダー、セクシュアリティ、人種、宗教、欲望、結婚、家族、国家などの諸問題を考察する。 だいたいの目安として、2回の授業でひとつの劇を勉強する予定である。 原文の抜粋を読むとともに、映画、劇の翻案、音楽、バレエなど、できるかぎり多角的な視点からシェイクスピアを紹介したい。 |
評価方法: | 平常点と期末試験により評価する。 |
テキスト名: | Ann Thompson et al. (eds.), Arden Shakespeare Complete Works of Shakespeare, Arden Shakespeare, 2001 |