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    日米比較文化論I
  
TAKANO YASUSHI 
高野 泰
2単位 
1〜4 
前期 
41301500

本講義では日米の大衆音楽を、カルチュラル・スタディーズの方法論を取り入れながら分析していく。つまり、日米それぞれにおける大衆音楽と社会との関わりを探っていく。特に、50年代から60年代にかけての対抗文化を軸に据えて、日米社会における対抗文化のインパクトを大衆音楽を手かがりに見ようとするものである。

評価方法: 授業において課される課題と学期末レポート

テキスト名: テキストは特に指定しない。参考文献は授業の中で紹介する。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 文化の定義と文化研究の現在
2. 大衆文化としてのアメリカ文化
3. 大衆音楽の性質
4. アメリカ大衆音楽の源流1)――白人音楽
5. アメリカ大衆音楽の源流2)――黒人音楽
6. ロックンロールの誕生
7. ロックンロールの意味――新しい感性
8. フォーク――良心の音楽
9. 日本におけるフォーク――受容と再解釈
10. 英国ロックにおけるロックの再解釈
11. フォーク・ロック――意味の転換
12. サイケデリック・ロック――意識の変革と音楽
13. ウッドストック音楽祭――音楽と社会の関わり方
14. ソウルからファンクへ――音楽と黒人のアイデンティティ
15. 70年代の大衆音楽の変容――日米比較