本を読む |
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「本を読む」は、一冊の本を読みとおすことを通じて本を読む面白さ、奥深さを体験し、読書する習慣を身につけてもらうことを企図したものである。さまざまな分野の教員が自らの専門の見地から、学生に読んでもらいたい本(新書等)を推薦している。本を推薦した教員は、本に書かれていることを解説するというよりも、読者自身が感動したり気づいたりしたことを、対話によって引き出し、考えを深める手助けをする。この授業を契機として、これからの読書経験を豊かなものにしてほしい。 本年度の課題の本は下記の通りである。 鷲田清一『悲鳴をあげる身体』PHP新書、1998年(青山治城) 宮島喬『ヨーロッパ市民の誕生』岩波新書、2004年(伊藤敬) アラン(白井健三郎訳)『幸福論』集英社文庫、1993年(植田かおり) 和田迪子『万能感とは何か』新潮文庫、2002年(加藤譲治) 内藤正典『ヨーロッパとイスラーム 共生は可能か』岩波新書、2004年(菊地達也) 鈴木透『現代アメリカを観る 映画が描く超大国の鼓動』丸善ライブラリー、1998年(黒崎真) 三浦展『下流社会 新たな階層集団の出現』光文社新書、2005年(高杉忠明) 渋谷昌三『男と女の心理学』西東社、2003年(武田明典) 吉崎達彦『1985年』新潮新書、2005年(土田宏成) 多木浩二『スポーツを考える 身体・資本・ナショナリズム』ちくま新書、1995年(冨京一) 古田博司『朝鮮民族を読み解く 北と南に共通するもの』ちくま学芸文庫、2005年(濱中昇) 鄭銀淑『韓国の「昭和」を歩く』祥伝社新書、2005年(林史樹) 山田雄一郎『日本の英語教育』岩波新書、2005年(藤田知子) 金田一秀穂『新しい日本語の予習法』角川oneテーマ21、2003年(堀内みね子)※後期のみ 山中速人『ハワイ』岩波新書、1993年(桝本智子)※後期のみ ラス・カサス(染田秀藤訳)『インディアスの破壊についての簡潔な報告』岩波文庫、1992年(柳沼孝一郎) 赤川学『子どもが減って何が悪いか!』ちくま新書、2004年(矢部富美枝) 佐々木健一『美学への招待』中公新書、2004年(吉村稔子) |
評価方法: | 面談とレポート。 |
注意事項: | この授業は、教室で定期的に行われるものでなく、本を推薦した教員と受講者との間で個別的に行われる。受講希望者はガイダンスに必ず出席すること。希望者多数の場合は人数制限を行う。課題の本を昨年度以前に読んだ者の履修は認めない。 |