前期(木・2)時間割表へ
    文化人類学研究ID
  
ABE TSUKASA 
安倍 宰
2単位 
1〜4 
前期 
30002704

本講義では、ヒトの一生をテーマとして、文化人類学の基礎的学説を論じていきます。ヒト(“人間”にあらず!)は、自分の意思に関わり無く「生まれ」、「成長」し、「老い」、「死んで」いきます。このとき、人の行動法則を内側からも外側からも拘束するのが、本講義で言う「文化」なのです。この文化の中で、世界中の人々は感情や行動をどのように組織するのでしょうか。文化人類学の基礎はそうした所にもあるのです。

評価方法: 原則として期末試験で評価します。“一発”に自信のない向きは、ボランタリーにレポートを受け取るので各自作成してみてください。

テキスト名: 教科書に相当するものはありません。市販の「文化人類学」をタイトルとしたものを一冊読んでおけばいいです。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 文化人類学の位置付け
2. 自然人類学から見たヒト
3. 死と社会(理論編)
4. 死と社会(国内編)
5. 死と社会(国外編)
6. ヘネップの“通過儀礼”理論
7. 誕生の民俗誌
8. 「一人前」の民俗誌
9. 「老い」の文化誌
10. 身体と社会(理論編)
11. 身体と社会(事例編)
12. ジェンダーと社会
13. “未開社会”とは何か
14. (一つのテーマが複数回にわたることもあります)