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    文学IA
  「世界文学入門」T
INOUE MASAATSU 
井上 正篤
2単位 
1〜4 
前期 
30001001

国際化時代にあって、異文化理解は必須の課題であろう。そのためには、さまざまな方法があろうが、世界の国々の文学作品を通して、諸国民の考え方・感じ方、つまりは「心性」を探り、併せて当該時代の「社会の在り様」を見聞するのも、一方法であろう。本授業では、「世界文学とは何か」、「どんな作品を読んだらよいか」を皮切りに、ドイツ・フランス・ロシア・イギリス等の主要文学作品(小説・戯曲等)を鑑賞・分析しながら、それぞれの国の文学の特性を探り、上述の目的にアプローチする。講義資料として、折りに触れて、DVD等映像も利用する。

評価方法: 平常点とレポートの総合評価

テキスト名: 授業時に指示する。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 「世界文学」とは何か―「世界文学」の魅力(「真実」の探求/「人間」への興味)
2. どんな「世界文学」作品を読むべきか(「世界文学」100選)
3. ドイツ文学の特性
4.   ヘッセ:「シッダールタ」
5. フランス文学の特性(1)
6. フランス文学の特性(2)
7.   サガン:「悲しみよこんにちは」
8. ロシア文学の特性(1)
9. ロシア文学の特性(2)
10.   ドストエフスキー:「罪と罰」
11. イギリス文学の特性(1)
12. イギリス文学の特性(2) 
13.   シェークスピア:「ハムレット」
14. アメリカ・中国文学概観
15. まとめ