後期(木・3)時間割表へ
倫理学IIA
エロスと理解
MIYAKE MASAZUMI
三宅 正純
2単位
1~4
後期
30000701
みずからの殻や枠組がこわれ新たなものへと開かれていく―こうしたことはどのようにして実現するのでしょうか。この講義では、エロス(ひとを愛すること)と他者理解という場面において、この問題を考えていきます。
評価方法:
聴講態度と筆記試験の結果を綜合して判断します。
テキスト名:
講義中に指示します。
授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1.
なぜ「エロス」をとりあげるのか―「エクスタシス」ということ。
2.
現代のエロスについて
3.
エロスをめぐって
~J.P.サルトル
4.
エロスをめぐって
~G.バタイユ
5.
エロスをめぐって
~E.レヴィナス
6.
エロスをめぐって
~「所有」と「エクスタシス」
7.
他者を理解するということ~その問題点
8.
意味はどのように生成するのか~「知覚世界の論理」を手がかりに
9.
「コノテーション」ということ。
10.
「通時的」理解と「共時的」理解
11.
誤解を自覚するということ~他者理解を媒介とした自己理解
12.
理解を阻むものについて