後期(月・3)時間割表へ
    哲学IIA
  心(魂)と身体
UEDA KAORI 
植田 かおり
2単位 
1〜4 
後期 
30000501

後期は、前期の古典的思想をふまえて、この基本的な思想が近代以降にどのような問題意識の下に展開していったかを見ていきたい。その際、17世紀にデカルトが心と身体の間に徹底的な線引きを行ったことを出発点として、デカルトがその後の西洋思想・文化に与えたインパクトと、それを乗り越えようとする現代の議論を論じたい。

評価方法: 学期末試験で評価する。

テキスト名: 参考文献は教室で適宜指示する。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. この授業へのイントロダクション
2. 前期の復習:古典哲学の概観
3. 「魂」と「心」の連続と不連続
4. デカルトの紹介
5. 『方法序説』
6. 「心身二元論」
7. 「心身二元論」の展開
8. 「一元論」と「二元論」
9. 現代思想の全体的特徴
10. 現代にとってのデカルト及びデカルト主義
11. 「身体論」
12. 科学と宗教
13. 現代の課題