スペイン語科教育法II
  
AOYAMA FUMIHIRO 
青山 文啓
2単位 
3年 
後期 
70002800

ことばの学習には、発音、文法、単語を憶えること以外に、学習者の動機を方向づけるためにも、そのことばを取り巻く状況や社会集団間の関係、歴史に関する情報を与えることが必要である。この授業は学習者が欲している情報の探索と、その提示方法について演習形式で行なう予定である。

評価方法: この授業は通年で行なうことを意図したものです。後期からの履修は認められません。スペイン語学科以外の学生がこの授業を履修する場合,スペイン語を8単位以上履修済みであることを条件とします。以下のような割合で総合的に評価する予定ですが、欠席が1/3以上の受講生にはレポートの提出は認められないので注意してください:出席30%、授業への貢献30%、レポートの評価:50%

テキスト名: 田中克彦ことばと国家岩波書店(新書)1981

参考文献: フロリアン・クルマスことばの経済学大修館書店1993
増田義郎コロンブス岩波書店(新書)1979

  ここに示した以外の文献は講義が始まってから紹介します。『ことばと国家』については必ず各自で購入して、教室に臨んでください。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.世界の中のスペイン語圏(1)
2.世界の中のスペイン語圏(2)
3.世界の中のスペイン語圏(3)
4.コロンブスと大西洋ネットワーク(1):イベリア半島
5.コロンブスと大西洋ネットワーク(2):アメリカ大陸
6.コロンブスと大西洋ネットワーク(3):ヨーロッパとアメリカ大陸
7.日本、イベリア半島、アメリカ大陸(1)
8.日本、イベリア半島、アメリカ大陸(2)
9.日本、イベリア半島、アメリカ大陸(3)
10.国家とマイノリティ
11.スペイン語圏の中のマイノリティ(1)
12.スペイン語圏の中のマイノリティ(2)
13.まとめ−レポート提出