研究演習-35 現代イスラムをどうとらえるか |
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イラク戦争後の混乱がいまだに続く現代世界では、イスラムあるいはイスラム世界を客観的に語ることは極めて困難である。あらゆるイスラム論は、著者の信仰、国籍、政治的立場などによって常に左右される。本ゼミでは、イスラム/イスラム世界/イスラム教徒を語る様々な文献を精読することによって、文化的「他者」を理解するための目を養うことを目指す。 前期には(1)過激なイスラム原理主義の思想的源流とされるイブン・タイミーヤの著作、(2)ビン・ラーディンの声明文、(3)中東の近代主義者の著作、(4)女性問題に関わる文献のいずれかを講読する予定であるが、学生の興味に合わせてテキストを変更することもありえるので、積極的に自分の意見を言ってもらいたい。また、学生各自にはそれぞれの興味関心に合わせて研究課題を設定してもらい、定期的に発表してもらいディスカッションをおこなう予定である。それぞれの研究成果は最終的にはレポートとしてまとめ上げてもらう。 |
評価方法: | 出席30%、発表30%、レポート40% |
テキスト名: | 授業時に適宜指示。 |
授業計画―――――――――――――――――――――――――――――― |
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