比較文化研究演習-4 |
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この授業はスペインの文学・思想、さらに広くスペイン文化一般をより深く研究したいという学生を対象に、少人数制のゼミナール形式で行われるもので、個別的な指導を与えて四年次の卒業論文作成まで導いていく。今までに扱ってきた共通テーマは「スペイン文学における〈愛〉の思想」、「スペイン牧人小説(『ラ・ガラテア』、『ラ・ディアナ』)」「セルバンテスの小説理論」等である。今年はセルバンテスの諸々の作品(『ドン・キホーテ』および模範小説集その他)を中心に授業を進める予定である。その道案内となるのがアメリコ・カストロの卓越した著作『セルバンテスの思想』および『セルバンテスとスペイン生粋主義』『セルバンテスへ向けて』である。したがってアメリコ・カストロを読み解く中で、セルバンテスとスペイン黄金世紀文学のより深い理解へとつなげていきたい。これはスペイン文化一般を理解するための手がかりとなるはずである。またラテンアメリカ文学とりわけオクタビオ・パス、ボルヘス、カルロス・フエンテス等に関心のある学生も歓迎する。 |
評価方法: | 年度末のレポートおよび発表点、平常点を加味して総合的に評価する。 |
テキスト名: |
Miguel de Cervantes, Don Quijote de la Mancha, Alhambra |
参考文献: |
ジャン・カナヴァジオ『セルバンテス』法政大学出版局、2000年 アメリコ・カストロ『セルバンテスの思想』法政大学出版局、2004年 |
テキストは必要箇所をコピーして配布する。 |
注意事項: | 履修者はあらかじめスペイン史、スペイン文化研究、スペイン文学史、現代スペイン文学、ラテンアメリカ文学等の関連科目を履修していることが望ましい。 |
授業計画―――――――――――――――――――――――――――――― |
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