情報リテラシー演習IIB
  問題解決力と情報発信力
NAKAYAMA MIKIO 
中山 幹夫
2単位 
1年 
後期 
55002002

情報リテラシーとは情報機器やネットワークを利用して情報を取り扱う上で必要な、広範囲な知識と創造的な情報運用能力である。今や情報技術(IT)はコミュニケーションの手段として欠かせないものとなっているが、急速に変化し続ける情報技術において単なる操作能力の習得だけでは将来の変化に対応できない。そのため今の情報社会では特定の機器やアプリケーションを中心とした操作能力だけではなく、情報手段の特性を考慮した高い運用能力と、変化に対応できる柔軟性、将来的な自己成長力を身につけることが求められている。
本講義では特に問題解決力の向上と情報発信力の強化に主眼を置き、問題解決にいかにITを活かすのかを自ら考える能力、ITを活用した効果的で多彩な表現力と情報発信力など今の社会で求められている高度な情報運用能力を習得する。受講に際しては単なるスキルの修得を目的にするのではなく、各自が表現したい自分のコンテンツを持ち、情報発信への高い意欲と社会的モラルを持っていることが必要である。この講義では操作教育はしないため、受講生はWBTを活用した情報基礎講座で総合的な操作能力を体系的に学びつつ、本講義ではさらに高い情報運用能力の獲得を目指して能動的かつ意欲的な姿勢で取り組むことが求められる。
内容は次の通り。情報の科学的理解、情報の信頼性と一次情報への接近、表計算を利用した問題解決、シミュレーションと意思決定支援、情報社会への参画とプレゼンテーション能力、WEBを活用した情報発信と情報社会への参画。

評価方法: 授業態度、宿題、毎回の課題、総合課題により総合的に評価する。比率は出席36%、その他64%。

テキスト名: 内木哲也「情報の基礎・基本と情報活用の実践力」4、5章共立出版2004

  その他、必要に応じてプリント資料を配布する。 
参考文献は授業で適宜紹介。

注意事項: 情報基礎を本講義と並行して履修中または履修済みであることが必要である。
ホームページhttp://www.kuis.ac.jp/~nakayama/で授業情報の提供あり。