社会調査法II
  SPSSと調査データの解析
CHEN GUANG 
晨 光
2単位 
1〜4年 
後期 
50404000

現在、あらゆる領域においてコンピュータが利用されている。昔手間のかかる社会調査のデータ解析もコンピュータを利用すれば、簡単に出来るようになった。本講義では、まずアンケート調査票の整理という準備段階から始め、そして社会科学統計ソフトパッケージSPSSを利用してデータベースを作成し、データ解析を行うことへ進む。授業の目的は、もっぱらコンピュータの知識や統計学の知識を勉強することではなく、むしろ実例に基づいてSPSSや社会調査データ解析の基本知識を応用することである。実践的練習によってコンピュータになじみ、データ解析の基礎知識を身に付けるように指導する。

評価方法: 以下の各要素を総合して評価する。
1.学習態度
2.宿題と練習
3.出席状況

参考文献: 室 淳子、石村貞夫SPSSでやさしく学ぶ統計解析東京図書1999
室 淳子、石村貞夫SPSSでやさしく学ぶ多変量解析東京図書1999

  授業の進度に合わせて資料を配布する。

注意事項: 1.社会調査法の知識を要求する。
2.コンピュータ台数の関係で履修者数を40名以内と制限する。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.社会調査とデータ解析
2.社会科学統計ソフトパッケージSPSSの基本
3.アンケートの整理とデータベースの作成
4.調査データの集計 
5.データ解析の基礎知識:変数と度数、質的変数と量的変数、独立変数、従属変数と媒介変数
6.質的データの分析:クロス表 
7.クロス表とエラボレイション 
8.グラフの作成と編集
9.量的データの分析の基礎知識:平均、標準偏差と分布
10.相関関係と相関係数
11.変数の転換:量的変数と質的変数の転換、新しい変数の作り方
12.検定の意味:帰無仮説と対立仮説、検定の原則
13.χ二乗検定などの諸検定方法
14.総合復習
15.期末試験