ラテンアメリカ政治論II
  現代ラテンアメリカの政治経済問題を理解する
KOYASU AKIKO 
子安 昭子
2単位 
1〜4年 
後期 
50402600

グローバル化の今日、いかなる国も諸外国との関係すなわち国際関係を重視する傾向にある。多くのラテンアメリカ諸国は、歴史的に(また地政学的に)米国との関係に大きな比重をおいているが、加えて現在では日本を含めたアジア諸国、欧州、アフリカ諸国などまさにグローバルな国際関係を構築しようとしている。また昨今ラテンアメリカにおける地域統合の進展など、世界各国にとってもラテンアメリカは決して無視できない外交パートナーである。日本とラテンアメリカは地理的には遠い関係であるが、通商や資源を巡る外交がますます重要性を増す今日、同地域との関係を深めていくことは日本外交にとっても大きな意味があると思われる。本講義では、ラテンアメリカの国際関係が現在どういった展開をみせているのか、さまざまなレベル(地域・分野など)から分析し、その上で日本にとって対ラテンアメリカ外交の意味は何かについて考察を行いたいと思う。

評価方法: 期末テストと出席による総合的評価。

注意事項: 昨年度まで開講されていた「中南米政治経済論」が科目名変更されたものである。
中南米政治経済論の既履修者は受講できません。