国際関係論IIA 現代国際政治を考えるー(2)国際政治の歴史から |
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本講義では、国際政治の歴史から現代国際政治の諸問題について考える。現代国際政治を理解するためには、第二次世界大戦後の国際政治、とりわけ「冷戦」という時代について知っておく必要がある。冷戦とは、第二次世界大戦終結後に登場した二つの大国、アメリカとソ連を中心として世界を巻き込んだ東西両陣営間の対決と競争であった。冷戦は約40年間続き、1989年―91年(ソ連崩壊)に終結した。しかしその遺産は現在の国際政治にも影響を及ぼしている。本講義では、冷戦という時代とその遺産について講義する。 |
評価方法: | 評価は、(1)平常点(出席状況、ミニ批評)、(2)期末試験に基づく。 |
参考文献: |
加藤秀次郎・渡邊啓貴編『増補版 国際政治の基礎知識』芦書房、2002年 田中明彦・中西寛編『新・国際政治経済の基礎知識』有斐閣、2004年 松岡完・広瀬佳一・竹中佳彦編『冷戦史−その起源・展開・終焉と日本』同文館出版 石井修『国際政治史としての20世紀』有信堂、2000年 西川吉光『現代国際関係史 ,,』晃洋書房、1996年 ヘンリー・A・キッシンジャー『外交(上、下巻)』日本経済新聞社 ジョン・ルイス・ギャディス(赤木完爾・齊藤祐介訳)『歴史としての冷戦―力と平和の追求』慶應義塾大学出版会、2004年 ジョン・ルイス・ギャディス(五味俊樹、阪田ほか共訳)『ロング・ピース―冷戦史の証言:核、緊張、平和』芦書房、2002年 |
テキストは特に指定しないが、主要参考書として以下をあげる。一部は、神田外大図書館の指定文献コーナーでも閲覧できる。その他、授業でも随時紹介する。 |
注意事項: | 講義スケジュール等の詳細は、初回の授業にて説明する。 |