国際法II 国際協力と秩序維持の国際法 |
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ここ数年、日本を取り巻く国際情勢は激動のさなかにあると感じる人も多いと思います。2001年の米国同時多発テロ事件や2003年のイラク戦争など、武力紛争は頻発しており、国連もこうした問題に何らかの対処を迫られています。日本も自衛隊を派遣するなど国際貢献をせざるをえなくなっており、国際的な問題に対する理解がますます必要となってきています。こうした国際的な問題を解決するために利用される手段の一つとして国際法があり、この国際法に対する理解なくして国際関係を正しく認識することはできません。本講義では国際法の基礎理論の知識を踏まえて、国際法の実践的側面の検討を行ってゆきます。具体的には、経済協力、環境保全、国家責任、紛争の解決(裁判・戦争)についての国際法がどのようなものであるかについて検討してゆきます。 |
評価方法: | 成績は、1.筆記試験と、2.レポート、この二つの総合評価によって決定します。 |
テキスト名: |
松井芳郎他著『国際法〔第4版〕』有斐閣Sシリーズ、2002年 |
参考文献: |
『国際条約集』2005年 |
『国際条約集』:別途指示する予定。 |
注意事項: |
『国際法〔第4版〕』:189ページ以降を扱う予定。 「国際法」と「国際法」は段階履修ではありませんが、「国際法」は「国際法」の履修で得られた基礎知識を前提に講義を進めるため、「国際法」を履修するためには、「国際法」を履修しておくか、あるいは独学でテキストの前半部分を読んで基礎的な知識を身につけておくことが望ましいでしょう。 |