児童文化論 現実批判としての寓意的児童文学・映画の世界 |
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この授業は、リアリズムの児童文学作品/映画ではなく、寓意性の強い作品を取り上げて、さまざまな現実(歴史的、政治的、経済的、文化的)をいかに表象し、いかに批判しているかを考察する。例えばスウィフトの『ガリバー旅行記』やミヒャエル・エンデの『モモ』を初めとして、『ピーター・パン』『オズの魔法使い』「不思議の国のアリス』等の作品はアレゴリーの要素に満ちていて<現実批判>の観点から解釈を加えることが可能である。文字と映像というふたつの表象メディアを扱いながら、その差異の分析も射程に入れたい。 |
評価方法: | 各々のテクスト/映画に関するレポートと学期末試験との総合評価とする。 |