イスラム文化論IB
　　イスラム思想と社会・文化
KIKUCHI　TATSUYA　
菊地　達也		 2単位　
1〜4年　
前期　
50303202

世界の三大宗教の一つとされるイスラムであるが、仏教、キリスト教と比べた場合、日本人はあまりにイスラムに無知である。イスラムに関する限られた知識も、９・11同時多発テロ以降は特に戦争やテロリズムといった偏ったイメージによって覆われている場合が多い。
しかし、グローバル化が進み、否が応でもイスラム教徒と無関係に生きることができなくなっているこの時代に、そのような無知が許されるわけがない。そこで、この講義においては、７世紀のイスラムの創生から始めてイスラムの様々な学問分野と社会、文化との関係を考えていく。また、授業においてはヴィジュアル素材を適宜紹介するので、これを通じて少しでもイスラム文化に親しんでもらいたいと考えている。

評価方法： リアクション・ペーパーと学期末試験

参考文献： M. リズン『イスラーム』岩波書店、2004年
中村廣治郎『イスラム教入門』岩波書店、1998年

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
１．イスラムとは何か？イスラム教徒とはどんな人々か？
２．預言者ムハンマド
３．映画『ザ・メッセンジャー』鑑賞
４．クルアーン（コーラン）１
５．クルアーン（コーラン）２
６．イスラム諸学の構成とハディース（ムハンマドの言行録）
７．法学１
８．法学２
９．スーフィズム（イスラム神秘主義）１
10．スーフィズム（イスラム神秘主義）２
11．シーア派１
12．シーア派２
13．学期末試験