比較思想II
  和辻哲郎『風土』を読む
UEDA KAORI 
植田 かおり
2単位 
1〜4年 
後期 
50302000

日本の近代哲学を代表する哲学者の一人、和辻哲郎が著した『風土』は比較思想のための著作といってもよいだろう。なぜなら本著作はアジアからヨーロッパに至る地域の気候風土に対峙する人間存在の考察に基づき、文化を人間の精神のあり方として類型化しているからである。本著作の講読を通じ、「風土」に基づく諸文化の比較考察の営みを考えていきたいと思う。

評価方法: 試験で評価する。

テキスト名: 和辻哲郎風土−人間学的考察岩波書店(岩波文庫)1979

  参考文献は適宜教室で指示する。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.イントロダクション
2.比較思想概説
3.文献の紹介
4.和辻哲郎『風土』講読1
5.和辻哲郎『風土』講読2
6.和辻哲郎『風土』講読3
7.和辻哲郎『風土』講読4
8.和辻哲郎『風土』講読5
9.和辻哲郎『風土』講読6
10.和辻哲郎『風土』講読7
11.和辻哲郎『風土』講読8
12.和辻哲郎『風土』講読9
13.まとめ