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異文化コミュニケーション論IIB |
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メディアにおける異文化イメージ |
50200402 |
「異文化コミュニケーション」の授業に続くものとして、映画、テレビなどの映像メディアに映り出される異文化へのイメージ、ステレオタイプ、またその使い方の意味を読み取り、分析、理解する。 この授業の目標としては、まず、重なる実践によって、映像メディアに対するリテラシー能力を高めること。第2に、個人の課題を中心に問題意識の分析、意見をまとめる能力を高めることとする。 |
評価方法: | 成績は毎回の出席、感想文、最終レポートで出す。 |
注意事項: | 発表 その内容はこの授業の前期と後期で取り上げられた映像に対する見方を持って、 自分で一つの作品を選び(映画、CM,広告、小説など)、メディア論的な観点、 ジェンダー的な観点、オリエンタリズム的な観点などから分析、発表する。 発表時間は一人10分(時間堅守)、形式は自由(ボード、パワーポイント、口頭など)自分が分析したものは発表資料のままではなく、別のレポートにまとめて提出。 各自の発表に対して、聞き手の学生が感想を書く(用紙は渡す)もし5人発表したら聞いた学生は5人全部に対する感想を別々に書く) 学生からの感想文は教師に提出、教師はそのコピーを各自に渡す。 |
授業計画―――――――――――――――――――――――――――――― |
1回目(9月12日):オリエンテーション−人数調節、授業紹介 異文化に対するイメージの起源:体験、歴史の蓄積、教育、メディア テレビ番組「世界の教科書」 2回目(9月26日):「映像が作り出す民族・人種イメージ」 復習:世界における日本・日本人のイメージ ・日本人のイメージ映像のコラージュ 「マダムバターフライ」「チート」「ティファニーで朝食を」「ライジングサン」 「ガンホー」「ミスターベースボール」「タクシー」「ブレードランナー」 「オスティン・パワーズ・ゴールドメンバー」「Wasabi」「Kill Bill」 「ロストイントランスレーション」「ラストサムライ」 「shocking au japan−ビゴーが見た明治の日本」「TSUNAMI(雑誌)」 「アメリカの戦争プロパガンダ」 ・「オリエンタリズム」「ステレオタイプ」「偏見」「固定観念」「イメージ」 3回目(10月3日):「映像が作り出す民族・人種イメージ」 アジアの韓流ブームにおける韓国・韓国人のイメージの変化 ・台湾における韓流−CD-R ・雑誌−日本と台湾の雑誌 4回目(10月17日):「映像が作り出す民族・人種イメージ」 民族・人種イメージをメディアの問題として考えてみる 権力としてのメディア ・スパイク・リー監督のアメリカにおける黒人問題 「シーズ・ガッタ・ハウ・イット(1986)」「どぅ・ザ・ライト・シング(1989)」 「モ‘ベター・ブルス(1990)」「ジャングル・フィーバー(1991)」 「マルコムX(1992)」「クルックリン(1994)」「クロッカーズ(1995)」 「ガール6(1995)」「モハメド・アリかけがえのない日々(1996)」 「ゲット・オン・ザ・バス(1996)」「ラストゲーム(1998)」 「サマー・ブ・サム(1999) ・マイノリティー運動としての映画 「ピクチャーブライド」 5回目(10月31日): 「映像によるジェンダーイメージ」 日本アニメにおける「女の子」「男の子」の問題 ・「ひみつのあっこちゃん」「魔法使いサリー」「リボンの騎士」などの初期作品 ・「Ultraman系」「レンジャー系」における ・「ガンダム」「エバンゲリオン」 ・オタク系、萌え系のアニメにおけるジェンダー 6回目(11月7日): 「映像によるジェンダーイメージ」 「シンデレラ・コンプレックス」「お姫様伝説」「少女革命ウテナ」 7回目(11月14日):「映像によるジェンダーイメージ」 テレビ番組・CM・広告におけるジェンダーイメージ ・テレビ番組:料理番組、テレビニュース、ドラマなど ・CM ・広告 8回目(11月21日):学生の発表@ 9回目(11月28日):学生の発表A 10回目(12月5日):学生の発表B 11回目(12月12日):学生の発表C 12回目(12月19日):学生の発表D 13回目(1月16日):学生の発表E |