西洋古典語概論IA 古典ラテン語入門(1) |
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印欧語族に属し、他の同族語(とりわけロマンス語諸語)の形成の基礎をなしたラテン語は、特に西洋中世における公用語の位置を占め、キリスト教世界は勿論、その後近代にいたるまで、様々な学問分野における学術用語として使用され続けた。本講義ではそのラテン語の初歩を学習する。講義の性格上古典期のラテン語の学習に限定されるが、その知識によって、中世以降に書かれたラテン語文献についても、大方の読解は可能である。本講義から、近代印欧語に関する研究にとっても有益な知識を得てもらえれば、と考える。加えて、ラテン語同様、西洋古典語の基本言語であるギリシア語についても、講義の進行に従い、可能な範囲で紹介してゆくつもりである。 |
評価方法: | 出席状況とレポートの内容から総合的に判断する。 |
テキスト名: |
有田 潤『初級ラテン語入門』白水社、1964年 |
テキストは必ず各自用意のこと。参考文献については講義内で指摘する。 |
注意事項: |
古典期の語学の学習という性質上、日頃からの自主的な努力が要求されることを、是非とも念頭に置いておくようにしていただきたい。 本講義(前期)に引き続き、その講義内容に基づく形で、西洋古典語概論A(後期)でさらに詳しい説明を展開することになる。本講義受講者は、西洋古典語概論A(後期)を引き続き受講することが望ましい。 |
授業計画―――――――――――――――――――――――――――――― |
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