韓国の宗教・社会I |
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ある地域を理解に社会構造の理解は欠かせない。とくに現代にみられる諸現象も、多くが当該地域の社会構造と関連して表層に浮かびあがってきたと考えられる。講義では意図的に朝鮮半島という境界で区切り、そこでいわれてきた社会構造や、それに付随する社会に特徴的な事柄を概観していくことで現代韓国にみられる諸現象を読み解いていきたい。確かに、社会構造は歴史や文化・政治・経済などと密接に関係しており、これらと明確に切り離して考えられることではないが、これまで社会構造を包括的に説明する講義は準備されてこなかった。基本的な事柄をあらかじめあるいは同時並行的に学習しておくことは、各々の個別分野での学習理解を一層深めるものと考える。講義では儒教をはじめとする各宗教・家制度・事大思想/小中華思想・風水地理・陰陽五行・血縁/地縁組織・階級意識などを扱いながら進めていく。とくに宗教・社会1では、宗教や思想を中心に韓国・朝鮮社会を考える。 |
評価方法: | 平常点とレポートで評価する。 |
テキスト名: | 参考となる文献を開講時に指示する。必要に応じて随時関連資料を配布する。 |
注意事項: | 宗教・社会1の履修後に宗教・社会2を通年で受講するのが望ましい。細かな講義内容については若干の変更を行うこともある。 |
授業計画―――――――――――――――――――――――――――――― |
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