韓国文化概論II
  
HAYASHI FUMIKI 
林 史樹
2単位 
1〜4年 
後期 
44200200

基本的に概論1の流れを踏襲して講義を進める。ただし、そのなかでも概論2ではきわめて現代的な事象を扱う予定である。概論1同様、講義では文化の見方について示唆しながら、グローバル化が進む現代において「韓国・朝鮮」的なものを規定するのは何かについて関心を向けてもらう。

評価方法: 平常点とレポートで評価する。

テキスト名: 朝倉敏夫編2002年ソウルスタイル千里文化財団2002

  テキストは理解を促進するうえで入手していることが好ましいが、強要はしない。その他、参考となる文献を開講時に指示する。必要に応じて随時関連資料を配布する。

注意事項: 概論1の履修後に概論2を通年で受講するのが望ましい。細かな講義内容については若干の変更を行うこともある。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.一般論としての韓国・朝鮮文化 7―都市の生活・伝統社会の変容
2.ある家族を通してみた現代生活文化―『2002年ソウルスタイル』から 1
3.ある家族を通してみた現代生活文化―『2002年ソウルスタイル』から 2
4.ある家族を通してみた現代生活文化―『2002年ソウルスタイル』から 3
5.ある家族を通してみた現代生活文化―『2002年ソウルスタイル』から 4
6.映像の暴力性と文化論の語り方―『大好きな韓国』から
7.ある家族を通してみた現代生活文化―『2002年ソウルスタイル』から 5
8.ある家族を通してみた現代生活文化―『2002年ソウルスタイル』から 6
9.現代の生活文化 1―食文化:キムチ論争と犬肉
10.現代の生活文化 2―衣文化:チマチョゴリの変遷と簡易韓服
11.現代の生活文化 3―住文化:技術革新と生活習慣の変化、日韓比較論の落とし穴
12.日本文化の開放と「韓流」:グローバル化にみる文化の模倣
13.「韓国文化」を通してみる文化理解と他者理解