現代ラテンアメリカ文学II
  20世紀ラテンアメリカ小説概説2
TERAO RYUKICHI 
寺尾 隆吉
2単位 
2〜4年 
後期 
43300800

ラテンアメリカの文化的・社会的状況をふまえ、小説作品を中心とする20世紀のラテンアメリカ文学の流れを理解する。「魔術的リアリズム」、「ラテンアメリカ文学のブーム」といったラテンアメリカ文学史のキーワードを、具体的な作品の講読とともにとらえていく。

評価方法: 授業での発表(30%)と学期末に課すレポート(70%)をもとにする。

テキスト名: 必要に応じて授業で指示する。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.イントロダクション 20世紀後半のラテンアメリカ小説
2.アルゼンチンの幻想文学1
3.アルゼンチンの幻想文学2 ボルヘス「砂の本」
4.アルゼンチンの幻想文学3 コルタサル「山椒魚」
5.ラテンアメリカ文学のブーム1
6.ラテンアメリカ文学のブーム2 ガルシア・マルケスの成功
7.ラテンアメリカ文学のブーム3 バルガス・リョサ『フリアとシナリオライター』
8.軍事独裁政権とラテンアメリカ作家1
9.軍事独裁政権とラテンアメリカ作家2 コルタサルの場合
10.軍事独裁政権とラテンアメリカ作家3 ガルシア・マルケス『族長の秋』
11.まとめ 世界に広まるラテンアメリカ小説