スペイン語翻訳法II |
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この授業は、さまざまな分野のスペイン語文献をいかに実用的かつ美的に(つまりきちんとした形で)日本語に訳していくべきかを、理論と実践の両面から探っていくことを目的としている。そのための手段として、個々のスペイン語テクストをどのように訳してあるかを例示し、訳文のもつ問題点を指摘して、よりふさわしい訳文を見出すように努める。対象テクストは現代文学および『ドン・キホーテ』をはじめとする古典文学のさまざまなジャンルである(詩、散文、小説、演劇)また評論、エッセー、新聞、雑誌等のジャーナリズムなどの散文も含む。担当者の専門分野との関わりから当面、商業・経済・工業・ハイテク関連のテクストは扱わない。日本文学がどのように翻訳されているかも検討するつもりである。 |
評価方法: | 筆記試験、小レポートおよび出席点による。 |
テキスト名: |
Octavio Paz, Traduccion : literatura y literaridad, Tusquets, 1990 |
参考文献: |
別宮貞徳『翻訳と批評』講談社学術文庫、1995年 別宮貞徳『翻訳読本』講談社現代新書、1979年 |
テキストは授業開始時にコピーで配布する。翻訳について書かれた本は多くあるので、最初の授業時に主要な参考文献を紹介する。また今まで読んだ翻訳で気に入ったものがあれば、それを題材として具体的に翻訳について考えることができるので、前もってそうした翻訳を探しておくことが望ましい。 |
注意事項: | この授業は翻訳の実践面を重視するので、毎回与えられたテクストの翻訳の提出が求められる。 |
授業計画―――――――――――――――――――――――――――――― |
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