スペイン語史II 古典講読 |
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語史を通時的に変化の歴史と捉えて形態だけ学ぶのは無味乾燥と思われるので、中世スペイン語の古典作品を現代スペイン語訳と対照させながら読み進み、現代の「西和辞典」を使って、内容を理解しながらどのように言葉が変化したかを講義する。「古きを温ねて新しきを知る」ことを体験させたい。今年度は、14世紀の散文家Don Juan Manuelの「ルカノール伯爵」El Conde Lucanorの32話「いかさま機織師と王様に起こった話」を読みたい。この話を読んで、アンデルセンは「裸の王様」を書いたと言われる。 |
参考文献: |
上田 博人『ルカノール伯爵』国書刊行会、1994年 中岡 省治『中世スペイン語入門』大学書林、1993年 |