スペイン語学概論I
  形態論と中南米のスペイン語
ETO ICHIRO 
江藤 一郎
2単位 
2〜4年 
前期 
43100300

形態論は、マルティネの言う二重分節のなかの第一次分節によってとりだした「語」の研究と言える。即ちEl jefe tuvo una relacin impropia con una chica.の文のなかで、意味のある単位としてとりだした、el, jefe, tuvo, una, relacin, impropia(in+propio), con, una, chicaのそれぞれの「語」を研究するとも言える。複合語(coche cama),合成語(abrelatas)のような造語法とか、接頭辞とか接尾辞、形容詞、名詞の複数形の作り方と、その考え方を学ぶ。中南米のスペイン語は、語彙と主にアルゼンチンのvoseo(tの代用形)を中心に学ぶ。
スペイン歳時記というか、その時季にあわせてのスペインの行事についても学ぶ。つまりスペイン語を読むための総合知識獲得をめざしたい。

参考文献: Azevedo, introduccion a la linguistica espaola, Prentice Hall, 1992
出口 厚実スペイン語学入門大学書林1997
山田 善郎他スペインの言語同朋社1996