英文学研究I 欲望とジェンダー(1) |
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ポストモダン文学で、愛(欲望)はどのように表象されているだろうか。 ジャック・デリダ、ジャン=フランソワ・リオタール、ジャック・ラカン、ロラン・バルトらの理論を応用して、ジャネット・ウィンターソン『恋をする身体』と『ヴェネツィア幻視行』、ジュリアン・バーンズ『フロベールの鸚鵡』、A. S. バイアット『抱擁』、アン・ライス『ヴァンパイア年代記』(『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアー』ほか)などを分析した論文を読んで、愛の引用関係性や虚構性、欲望とジェンダーの問題について考える。 問題点や理論的に難しい箇所は全員で話しあうので、十分な準備をしてのぞんでほしい。進み具合は受講者の関心や貢献度による。疑問を突っ込んで話し合えば、読む速度は遅くなるが、ただ急いで字面だけ読んで理解が追いつかないのも困るので、兼ね合いを見ながら進みたい。積極的な貢献を評価する。 なお、取りあげる本にはたいてい邦訳があるが、日本語とは言え、長編を読み終えるのはかなり大変であることを覚悟しておいてほしい。 |
評価方法: | 平常点(出席、発表、授業貢献度)とレポートにより総合的に評価する。 |
テキスト名: | 図書館の指定図書を各自コピーしてもらう(20ページ程度) |