英文学講義IIA
  
SEIMIYA MICHIKO 
清宮 倫子
2単位 
1〜4年 
後期 
41302201

イギリスの詩は現在でも世界文学の中で高水準を誇っています。なかでも自然を歌った詩に名品が多いのです。自然のなかでも特に<草木>と<宇宙>と<道>と<記憶>をテーマにした詩を鑑賞します。同一のテーマ、同一のタイトルの詩を読み比べると、詩人のオリジナリティが見えてきます。いずれもビートルズの歌の歌詞を導入部として、イギリスの詩の伝統を探ります。まずは、テープで詩の音の世界に遊びながら、声に出して読み、じっくり味わってみることにしましょう。

評価方法: レポートと出席日数と宿題により総合的に評価します。

テキスト名: 福田陸太郎Palgrave's Golden Treasury南雲堂1996

注意事項: 授業の初日に印刷教材を配布します。テキストと併用します。英文学講義Aを受講した人はさらに興味を深めることができるでしょうが、そうでない人も容易に楽しめるよう、独立した講義を考案します。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.1回につき、長い詩は1編、短い詩は2編鑑賞します。
.<草木>をテーマにした詩を11編 
The Beatles, Shakespeare, Ben Jonson, Herrick, Blake, Robert Burns, Wordsworth, Tennyson, Hardy, W. H. Auden の詩を鑑賞します。
.<宇宙>をテーマにした詩を3編
The Beatles, John Donne, Shelleyの詩を鑑賞します。
. <道>をテーマにした詩を3編
The Beatles, Christina Rossetti, Kiplingの詩を鑑賞します。
.<記憶>をテーマにした詩を5編
The Beatles, Charles Lamb, Thomas Hood, Browning, W. B. Yeatsの詩を鑑賞します。