英文学史IA
  
TAKAKUWA YOKO 
高桑 陽子
2単位 
1〜4年 
前期 
41301701

「わたし」はだれか(または「わたしたち」とはなにか)というアイデンティティは、ジェンダー、セクシュアリティ、人種、階級、宗教、教育、家族、国家などの諸問題と密接に結びついている。
近代初期の絶対王政から現代の多文化社会にいたる文化の変移のなかで、とくに演劇と小説におけるアイデンティティの問題がどう変化してきたかを、通時的・共時的視点から考える。
英文学にじかに触れて理解を深めるため、原文の抜粋を読むとともに、ビデオ教材も使用して、少しでも英文学に慣れ親しむ機会をもうける。
なお取りあげる演劇と小説はすべて邦訳があるので、ぜひ読んでほしい。

評価方法: 平常点と期末試験により総合的に評価する。

テキスト名: 中村邦夫・ほか編著たのしく読めるイギリス文学ミネルヴァ書房1994

  適宜、授業資料としてプリントを配付する。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――
1.授業紹介
2.ウィリアム・シェイクスピア『夏の夜の夢』(1)
3.ウィリアム・シェイクスピア『夏の夜の夢』(2)
4.ウィリアム・シェイクスピア『ハムレット』(1)
5.ウィリアム・シェイクスピア『ハムレット』(2)
6.小説の誕生と女性職業作家
7.ジェイン・オースティン『高慢と偏見』(1)
8.ジェイン・オースティン『高慢と偏見』(2)
9.シャーロット・ブロンテ『ジェイン・エア』(1)
10.シャーロット・ブロンテ『ジェイン・エア』(2)
11.エミリー・ブロンテ『嵐が丘』(1)
12.エミリー・ブロンテ『嵐が丘』(2)
13.期末試験